誌上講座「犬が来る病院」読書感想文(長め)その5

お知らせ:2021年8月29日更新

前回は聖路加国際病院について調べたことを書きました。今回は本書に登場する子どもたちの多くがかかる小児がんについて調べたことを書きます。検索すると情報はたくさん出てくるのですが、専門用語も多くまとめるのはちょっと難しいかもしれません。
いつものように例文を作成しました。基本は以下の項目について触れます。単純に調べたことだけを書いてもいいのですが、本書との関連をほどよく挿入できればよりよいと思います。

小児がんについて

  • 正式な名前は?
  • どんな病気ですか?
  • どのようにすれば治りますか?
  • この病気の治療に関する課題は何ですか?

小児がんとは子どもがかかる悪性腫瘍全般のことをさす。主な小児がんは、白血病、脳腫瘍、神経芽腫、リンパ腫、腎腫瘍など。がんは本質的には大人の病気で15歳以下のがんは、がん全体の1%にも満たないとのことだ。日本では年間2000人から2500人が小児がんと診断される。子ども一万人に一人の割合だ。
小児がんのうち最も患者の多いものが白血病で33%、次に脳腫瘍の22%、リンパ腫の9%とつづく。このうち白血病には大きく2種類ある。骨髄性白血病とリンパ性白血病だ。本書に登場するちいちゃんはリンパ性白血病だ。

白血病は「白血球のがん」がその名前の由来である。白血球には顆粒球と無顆粒球という2つのタイプがあり、顆粒球に発生するがんを骨髄性、無顆粒球のうちリンパ球に発生するものをリンパ性と呼ぶ。

治療はどのように行うのだろう。主な治療方法には、抗がん剤と呼ばれる薬を使用する化学療法、放射線をがん細胞に当てる放射線療法、がんを切除する手術療法がある。 化学療法は小児がんによく効くので多用されるが、副作用がある。発熱、嘔吐、脱毛などだ。本書に登場する子どもの患者たちも院内で帽子をかぶっている。

加えて通常の治療方法では治せない場合、造血幹細胞移植、つまり骨髄移植を行う。骨髄移植にあたっては患者と骨髄提供者のドナーの白血球型が一致する必要がある。ちいちゃんは一度退院、再発後骨髄移植を実施した。ドナーは白血球の型が半分一致したお父さんだった。

骨髄移植を調べていると骨髄バンクという名前にたどり着いた。骨髄バンクの名前は聞いたことがあったが、実際には何をしているか知らなかった。調べてみると、骨髄バンクのホームページには骨髄の提供を受けて完治した方のインタビューが掲載されていた。皆さん発病から闘病生活、骨髄移植をして完治したことをドナーの方への感謝とともにつづっていた。

残念ながらちいちゃんは造血幹細胞移植のかいなく、がんが再発し、亡くなってしまう。あらためて思ったことは、がんは治療期間が長く、患者はとてもつらい治療を受ける、ということだ。小児がんの場合は治療を受けるのは子どもだ。小さい体におとなでも大変な治療を受けるわけだから、どんなに辛いことだろう。同時に家族の方もどんなに心配されているのかと思った。(946字)

つづきます。

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