「蜜蜂と遠雷」:読書感想文(かため)

お知らせ:2020年8月17日更新→

「蜜蜂と遠雷」の読書感想文です。

ピアノの国際コンクールに出場する若きピアニストたちの切磋琢磨しながら、成長する様子を描く。クラシックのピアノの楽曲が全編を通して散りばめられ、ピアノを習ったことのある人は楽しめること請け合い。
もちろん、楽曲を知らない人でも、青春モノの小説として十分楽しめる。本書は「夜のピクニック」の作者によるもの。青春のみずみずしさを描写する技術はさすが。加えて、音を文字で色々なバリエーションでよく表現したものだと感心した。
実際に一気に読めてしまい、読後にピアノを習いたい、と思った。また、ネットでYoutubeで片っ端から文中に登場する曲を検索してしまった。同じように考える人もいるもので、プレイリストとしてすでにまとまっていた。
難を言えば、登場人物の造形がいささか少女漫画的か。登場人物に日系ペルー人でハンサム、ピアノも天才的、フランスで博士号取得というのがイメージわかなかった。もっともこういうものが受けるのだろうと思う。
楽器ができない私は、楽器ができたらいいな、とあらためて思った。(439字)

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