「蜜蜂と遠雷」:読書メモ(かため)

お知らせ:2021年8月29日更新

昨年の本屋大賞受賞作「蜜蜂と遠雷」を取り上げます。「夜のピクニック」の恩田陸(おんだ りく)の作品です。メモを読み返すとネガティブな見方をしている記述も多いですね。他意はありません。あくまでも読書感想文を制作する過程をお見せしているということをご理解ください。

メモ

「夜のピクニック」と同じ著者。「夜のピクニック」は日経夕刊の文芸散歩で取り上げられ、いつか読もうと思っていた。しばらくしてから読んだ。その時は著者についての知識もないままに。読み進めるうちに文体や表現が女性っぽいと思い、調べるとやはり女性だった。

キャラクターの設定がキツいかも。海外を舞台にしたものや外人が登場するものを日本人が描くと設定に変なところがあると感じることが多い。

ペルーの日系移民でフランスへ留学、博士号。フランス人と結婚。息子が日本の小学校。ペルーからフランスというイメージが結びつかない。

Kindleで購入する際の最大の欠点は本の厚さがわからないということ、中身をパラパラと見られないことだ。外人のキャラクターが登場することがわかっていれば買わなかったかも。

アマゾンのレビューでも指摘されていたが、視点が頻繁に変わる。気にはならないが。

漫画的だと思った。ト書きに相当する状況描写と登場人物の感情説明。頭のなかで絵にしやすい。若年層の読み手を意識しているのか。

知人のクリエイティブ・ディレクターの話を思い出す。楽器のプロを目指していたが、音楽高校受験時に受験者のレベルに驚き、そこで選考を変更。大学は美大。楽器も弾け、絵も描ける。15歳にして他の才能と競う世界の厳しさ。
プロになるということの厳しさ。

主婦感覚というのか感情的というのか。

人種的な部分を強調しすぎ。むしろそれが日本的である感じがするが。

想定している読者は女性か?女性だと楽器を習っていた人も多いと思うので、共感する部分も多いと思う。

国際コンクールに出るようなレベルの人だと、ここに描かれているような精神的な葛藤はすでに乗り越えていると思うのだが。

基本的に文章で飯を食っている、とくに文芸を食にしている小説家の場合、文章が読みにくいことはない。

現代の日本語の表現の宝庫。読後著者へのインタービューを読んだ。やはり音を文字で表現するのが大変だったとのこと。

気に入った表現。「胸の奥の小部屋」

私はクラシックをほとんどまともにきいたことがない。Youtubeで検索。すると、この本をもとにしたプレイリストがいくつか出てきた。今、それをかたっぱしから聞いている。

閑話休題。
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